本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は制作中のノベルゲームの新情報公開など4本です。
空戦百合ファンタジービジュアルノベル『星詠みと流星のステラ』新キャラクター・メカニック公開
同人ゲームサークルスタジオポラリスは9日、制作中の空戦百合ファンタジービジュアルノベル『星詠みと流星のステラ』の新キャラクターおよび新メカニックをブログにて公開した。
「雫星」と呼ばれる星が空から落ちてくる世界を舞台に、資源にもなる雫星を採る仕事である「星詠み」の少女アリスと、星の中で眠っていた正体不明の少女スピカが出逢ったことから物語が始まる作品。今回はアリスと共に星を採る「シドゥス・ピオニエ(開拓者たちの星小隊)」のメンバー二人と、それぞれが搭乗するステラ(星詠みのための機体)が公開された。ブログではキャラクターやメカニックのデザイン画のほか、設定も掲載。雫星やステラの浮遊装置「ステラユニット」についての設定解説も掲載されている。
ノベルゲームエンジン「Light.vn」製アラームアプリ『Tik Tok Mary』公開
ノベルゲームエンジン「Light.vn」作者の炯淳氏が主催する研究団体Soul Engine Projectは9日、アラームアプリ 『Tik Tok Mary』を公開した。
「Light.vn」によってノベルゲームに限らないさまざまなジャンルの制作を行うための参考として、実際に動作し再利用も可能なコンテンツを提供する企画「Light.vn X」の第2弾として公開された作品。時間の塔の魔女「マリィ」と会話しながらアラーム機能を利用できるアプリとなっている。
スクリプトは暗号化されておらずエディターが同梱されており、時刻に関するリアルタイム処理やUIにおける動的演出といった内容を確認可能。一部の外部素材を除き、立ち絵、UI等の素材の再利用も許諾されている。
「デジゲー博2018」参加サークル一覧公開
デジゲー博準備会は14日、同人・インディーゲーム展示・即売会「デジゲー博2018」の参加サークル一覧を公開した。
11月14日に開催予定。サークル参加は前回に続き、申し込み多数により抽選が行われた。
ALICE IN DISSONANCE、Unityによるノベルゲームの3D空間表現に関する解説記事および動画を公開
ノベルゲーム『fault』シリーズを開発しているALICE IN DISSONANCEは12日、Unityによるノベルゲームの3D空間表現に関する解説記事「Unityでイラストを使って3D空間を表現する工夫〜faultでの例〜」をpixivFANBOXにて全体公開の無料記事として公開した。実例を掲載した動画も公開されている。
『fault』はこれまでノベルゲームエンジンの「Ren’Py」で制作されてきたが、現在開発中の『fault – SILENCE THE PEDANT』の開発途中でUnityでの開発へと移行した。同記事ではその経緯やUnity化により可能になったこと、今回の動画で使用している演出のポイントなどが掲載されている。動画では4K素材を利用したクローズアップ演出、被写界深度や埃のパーティクルによる奥行きの表現といった実例を確認することができる。