浮田建設株式会社は9月10日、同社が運営する自作ゲームの投稿・配信サービス「PLiCy(プリシー)」をパブリッシャーとして、Nintendo Switch向けゲームソフト『Cresteaju』の配信を決定したことを発表した。配信予定日は9月17日で、価格は3,000円(税込)。
『Cresteaju(クレスティーユ)』は、2001年にShou氏が公開したフリーゲームのファンタジー長編RPGで、現在でもベクターよりダウンロードが可能。シナリオや独自のシステムが評価され、フリゲRPG黎明期の名作として知られている作品だ。
HDリマスターされたNintendo Switch版はPLiCyとShou氏の共同開発で、原作者Shou氏書き下ろしの新規シナリオ・新規BGMを収録。クリア後にも各種お楽しみ要素を追加しているという。また、追加モード「レトロ風モード」では、収録全楽曲に対応したチップチューン版BGMが用意される。
戦闘画面では全面HD化、フィールドの完全3D化を実現。また戦闘中および一部のイベントシーンにて、キャラクターボイスによる掛け合いが追加される。メニュー画面もリニューアルされ、ゲーム進行に合わせてキャラクター達によるシーンビジュアルが表示される。そのほか難易度の調整やチュートリアル・ナビゲート機能により、更なる遊びやすさが追究されているとのこと。
公開から20年近く、最終アップデートからも10年以上が経過した作品の突然の新展開は驚きだが、演出面や遊びやすさが強化され新規コンテンツも収録と、注目のリマスターとなっている。当時のプレイヤーはもちろん、フリゲRPGの古典的名作に興味があるという方もぜひチェックしてみてほしい。