本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は6件です。
経営&ハンティングアクション『マジックポーション・ミリオネア』Steamおよびitch.ioにて配信開始
ARTIFACTSは12月30日、経営&ハンティングアクションゲーム『マジックポーション・ミリオネア』のSteamおよびitch.ioでの配信を開始した。
魔法の薬屋の店主パステルが、ダンジョンで素材を集めて薬を作ってお金稼ぎをしていくという作品。ダンジョンはマップがランダムに生成され、近接攻撃やさまざまなタイプのショット、魔法薬を駆使して攻略していく。稼いだお金で装備品を購入し、パステルの能力を強化していく要素なども特徴。
2020年4月にリリースされた作品で、10月にはラストダンジョン実装の大型アップデートが実施されている。Steam版はSteamの実績にも対応し、itch.ioで購入した場合もSteamキーを入手可能。
アクションゲーム『ココロクローバー パート2』リリース
ひこてる氏は12月28日、アクションゲーム『ココロクローバー パート2』をSteamにてリリースした。
「日曜日の朝アニメ」×「カジュアル難易度の横スクロール」をテーマとした作品。仲間の精霊たちの力を借りることで変身できる精霊使いの少女「トレフィ」が主人公で、ドットで描き込まれた可愛らしいグラフィックや、アニメのOP風のOPムービー、ストーリーパートでの画面左上の時刻表示など、雰囲気の再現に注力した作りとなっている。
ゲームとしては変身による攻撃属性の変更や仲間の召喚といった要素が特徴。「パート2」では第2話から第6話を収録する。
対戦カードゲーム『キャバレーフォーカード』有料版リリース
やれやれ氏は1月1日、対戦カードゲーム『キャバレーフォーカード』有料版をリリースした。SteamおよびBOOTHで配信されている。
「かち」「まけ」「最後の一枚」という3種類のカードからランダムに配られる4枚の手札を交互に場に出していき、言葉の組み合わせで勝利条件あるいは敗北条件自体を作り出していくという、シンプルな構成要素で奥深い論理戦を楽しめるゲーム(紹介記事)。2018年にブラウザ対応のフリーゲームとしてリリースされた作品の有料化で、フリーゲーム版も広告付きの体験版という位置付けで残されている。
有料版はダウンロード版が追加されたほか、演出の強化やカードデザインのリニューアルなども施されている。
「フリゲ2020 あなたが選ぶ今年のベストフリーゲーム」結果発表
フリーゲームの人気投票イベント「フリゲ2020 あなたが選ぶ今年のベストフリーゲーム」の結果発表が12月31日に行われた。
赤松弥太郎氏により、2008年から毎年行われている企画。2019年12月1日から2020年11月30日までに公開・更新されたゲームを対象に投票が行われ、1018作品が得票した。有効総票数は3,575票。フリゲ2020のサイトには得票作品の作者や投票者からのコメントも掲載されている。
「おすすめ同人紹介による同人ゲーム・オブ・ザ・イヤー2020」ノミネート作品中間発表
同人ゲーム紹介サイトおすすめ同人紹介が主催する同人ゲーム表彰イベント「おすすめ同人紹介による同人ゲーム・オブ・ザ・イヤー2020」のノミネート作品の中間発表が12月27日に行われた。
ノベルゲーム・アドベンチャーゲームを中心に、2020年4月~2021年3月に発表された作品から同サイトを運営するみなみ氏がさまざまな部門で授賞作品を選考し発表するイベント。受賞作品の発表会は前回はオンラインとなったが、今回は現時点では例年通り、6月に東京・水道橋で行われる予定となっている。
ADV・ノベルゲームエンジン 「ADV+++」バージョン4.1公開
YOX-Projectは12月29日、ADV・ノベルゲームエンジン「ADV+++」のバージョン4.1を公開した。
15年以上の歴史がある老舗のエンジンで、マルチプラットフォームに(Web技術ベースではなく)ネイティブで対応。高解像度の画像の扱いやサウンドの多重ストリーム再生、フルボイス等の快適な動作を実現し、どのプラットフォームでもロード時に音が途切れたりする心配はないという。
Windows/Mac版は無償でダウンロードでき、商用利用も可能。デベロッパーライセンスを購入することで質問・要望への優先的な対応が受けられるほか、Android版やiOS版を利用可能となる。
バージョン4.1ではゲームコントローラー対応の改良が進められ、Mac版において新CPU「Apple Silicon」にネイティブ対応するなどの変更が施された。