本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は8件です。
日常ストーリー生活ゲーム『シャラグへようこそ』公開
yako氏(スパイスキャット)は8月20日、日常ストーリー生活ゲーム『シャラグへようこそ』をフリーゲームとして公開した。
アドベンチャーゲーム『四人の王国』やホラーゲーム『見えないし触れない』などの作者として知られる同氏の最新作。最果ての里の館に招かれた主人公となり、探索や釣り、食事作りなど日常生活を送りながら個性豊かな住人達と交流し、物語を進めていく。会話中の選択肢により、住人達の主人公への印象が変わっていく要素も特徴。
なお本作は連載型で、アップデートによりゲーム内の要素やストーリーが追加されていくとのこと。現バージョンの公称プレイ時間は8時間程度。
頭脳バトルサスペンスADV『Bullet Game』リリース
電脳原人氏は8月18日、頭脳バトルサスペンスADV『Bullet Game』のPC版をDLsiteにてリリースした。今後、Android版もリリース予定。
人狼ゲームとガンアクションを融合したネットゲーム「Bullet Game」のリアル版であるデスゲームを舞台とした作品。リアル版Bullet Gameに参加すると言い残して行方不明になった妹を探し続けている主人公とその親友達が、自分達もリアル版Bullet Gameに招待されることから物語が展開。妹の行方やリアル版Bullet Gameの目的といった謎に挑戦していくアドベンチャーゲームとなっている。
公称プレイ時間は15~20時間ほど。体験版も公開中。
RPG『PROVIDENCE-Recollection-』公開
なまにきゅん氏(野良猫の隠れ家)は8月15日、RPG『PROVIDENCE-Recollection-』をフリーゲームとして公開した。ダウンロード版およびブラウザ版が配信されている。
世界を覆ったパンデミックを終息させた製薬会社「エンパイア」が国家として勃興し世界の中心となった近未来を舞台に、復讐のために戦う男「ゼロ」を主人公とした作品。
RPGツクール2003製で、方向キー中心の操作でテンポよく進行する自作のサイドビュー戦闘が特徴。ゼロの戦闘を支援するサポートユニット「コンバットセル」を切り換えることでユニットごとに効果が異なる「覚醒」を行えるシステムなども特徴となっている。想定クリア時間は10時間以上。
短編ADV『Eternal Home Floristry』日本語版公開
短編ADV『Eternal Home Floristry』の日本語版が8月19日に公開された。
サイバーパンクADV『The Red Strings Club』の開発元として知られるDeconstructeamが2018年に開催されたゲームジャム「Ludum Dare 43」で制作した無償作品。負傷した殺し屋が花屋で働き、その傷が癒えるまでの過程を描く。花を選んでフラワーアレンジメントを作り、選んだ花の組み合わせによって展開が変化する。
日本語訳は『The Red Strings Club』の翻訳も担当した翻訳家の伊東龍氏が有志で担当している。
シミュレーションRPG『精霊伝承』全支援会話完成
香月清人氏(臼井の会)は8月15日、シミュレーションRPG『精霊伝承』のバージョン2.0.0を公開した。今年5月にフリーゲームとして公開された作品で、公開時点では支援会話が一部未実装だったが、本バージョンですべての支援会話が完成した。
数奇な運命で妖精持ち(フェザリエ)となった主人公(男女選択可能)が部隊を率いて戦っていく王道ファンタジー作品。難易度が3つ用意されているほか、チュートリアルが充実していたり各ユニットを初めて使うときに特徴が紹介されるなど、初心者でも比較的遊びやすい作品となっている。イラストレーターとしても活動する同氏による、オリジナルのキャラクターグラフィックも見どころ。
公称プレイ時間は選択した難易度によって変化し、15~35時間前後。
一人称視点ADV・ウォーキングシミュレーター『NOSTALGIC TRAIN』Nintendo Switch版配信開始
あまた株式会社は8月19日、一人称視点ADV・ウォーキングシミュレーター『NOSTALGIC TRAIN』Nintendo Switch版の配信を開始した。畳部屋氏が2018年にSteamでPC向けにリリースした作品の移植版となる。
「夏霧」と呼ばれる地を舞台に、単線鉄道の走る日本の懐かしい田舎の風景を再現した作品。記憶を失った「私」が誰の姿も見当たらない夏霧で目覚め、夏霧の人々と「私」の謎を解き明かしていくストーリーモードと、夏霧を自由に歩き回り、走る列車に乗って車窓からの風景を楽しんだり、簡単な列車の運転操作なども楽しめるフリーモードを収録している(PC版の紹介記事)。
アドベンチャーゲーム『OPUS:星歌の響き』発売日告知トレーラー公開
台湾のゲームスタジオSIGONOは8月18日、アドベンチャーゲーム『OPUS:星歌の響き』の発売日告知トレーラーを公開した。発売日は9月1日となる。
『OPUS:星歌の響き』は、「悲しいけれど、どこか心温まるストーリー」をコンセプトとする「OPUS」シリーズの第3作。膨大なエネルギーが眠る惑星「龍脈」を巡り争いが続く太陽系「山塊」を舞台に、龍脈を感知する能力を持つ少女エイダと龍脈を探す少年リバクの出会いから物語が展開していく。
RPGツクールMZ向けマップ集「サンプルマッププラスMZ版」公開
花姫パパ氏は8月18日、「RPGツクールMZ」向けマップ集「サンプルマッププラスMZ版」を公開した。
RPGツクールのデフォルトタイルセットのみで作成されたマップ集。ファンタジー向けマップ17種類、全118個を収録している。