本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間ほどのフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は4件です。
サイコホラーADV『人形の傷跡』リメイク版Steam配信開始
Child-Dreamは3月25日、サイコホラーADV『人形の傷跡』リメイク版のSteam配信を開始した。価格は1,500円で、4月2日まで発売記念セールとして34% OFFの990円で購入可能。
Child-Dreamが1998年に「RPGツクール95」で制作した同名作品の完全リメイク版。Child-Dream主宰でシナリオライターの宮下英尚が設立した株式会社ミスタ・ストーリーズと、株式会社マメクジラの共同開発となる。
『人形の傷跡』は、連絡が途絶えた姉の安否を確かめるため上京した「上条明日美」が、とある大学の研究室を中心に巻き起こる事件の真相に迫っていくという作品。高いドラマ性と恐怖を兼ね備えたサイコホラーとして、ミステリー専門誌にも取り上げられるなど高い評価を得た作品だ。
リメイク版ではすべてのグラフィックを刷新したほか、物語後半の内容を大幅に追加、サブキャラ視点でのザッピングシナリオの実装、原作の人気BGMのリマスターなどが施された。また、ホラー表現の緩和モードが追加されている。昨年8月よりNintendo Switch版も配信されており、Switch版は4月13日まで44% OFFセール中。
ADV『千里の棋譜 ~現代将棋ミステリー~』PS4/Switch版半額セール実施
アドベンチャーゲーム『千里の棋譜 ~現代将棋ミステリー~』のPS4版およびNintendo Switch版の半額セールが開始された。通常価格3,000円のところ1,500円で購入可能。セール期間はPS4版が26日、Switch版が25日まで。
『千里の棋譜 ~現代将棋ミステリー~』は、ゲーム制作集団Child-Dreamがフリーゲームとして公開していたアドベンチャーゲーム『千里の棋譜』のリメイク作品。『千里の棋譜』は将棋をテーマにしたミステリー作品で、名人の失踪や、将棋界で隠され続けていたとある秘密を軸に、「将棋界最強は人間かAIか」といったトピックも絡めつつ物語が展開していく。高橋道雄九段が企画監修を行っており、ゲーム内に出演しているのも特徴。
リメイク版である『千里の棋譜 ~現代将棋ミステリー~』は、Child-Dream代表で同作シナリオライターの宮下英尚氏が設立した株式会社ミスタ・ストーリーズとケムコの共同制作で、従来のシナリオを第一部とし、第二部として書き下ろしの新章が追加されている(紹介記事)。
「フリーゲーム大賞2022」結果発表
フリーゲーム投稿サイト「フリーゲーム夢現」は、「フリーゲーム大賞2022」の結果を発表した。
同サイトで2022年に投稿された作品のうちコメントならびに評価を受け付けるよう設定された465作品を対象に、レビューの内容やダウンロード数などをポイント化する形で審査を行い、作品を表彰する企画。計13作品に大賞・金賞・銀賞などが贈られた。入賞作品にはレビューコメントの抜粋も掲載されている。
インディゲーム展示会「東京ゲームダンジョン3」「横浜ゲームダンジョン」開催発表
東京ゲームダンジョン準備会は3月31日、インディゲーム展示会「東京ゲームダンジョン3」を7月30日に開催することを発表した。
自身もインディーゲーム開発者である岩崎氏が主催する展示会で、会場は東京都立産業貿易センター浜松町館。出展枠は200で先着順となっており、出展料は机の大きさにより5,500円と3,300円のいずれかとなっている。出展募集は5月13日からの予定。
また合わせて、学校法人岩崎学園 横浜デジタルアーツ専門学校とのコラボにより、8月27日に同校にて「横浜ゲームダンジョン」が開催されることが発表された。こちらは出展枠が70で出展料は無料、申し込み多数の場合は抽選となる。3月31日から出展募集が開始されており、募集期間は5月31日まで。
なお両イベントとも、協賛の株式会社アウリン、株式会社エルザ ジャパンの機材協力により、希望者へ展示用27インチモニターの無償貸出が行われる(台数限定)。