本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間ほどのフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は5件です。
RPG『ワタリドリ冒険記・第2部』体験版公開
ミズ氏は12月13日、RPG『ワタリドリ冒険記・第2部』の体験版を公開した。
人々の依頼をこなして生計を立てる「ワタリドリ」として世界を旅する少女レミの冒険を描いたフリーゲームのRPG『ワタリドリ冒険記』(紹介記事)の続編。本作では舞台を「技巧都市ソレイユ」へと移しており、作者によると「前作未プレイでもゲーム内で補足などを入れていますが、プレイしていただくとよりストーリーが理解できます」とのこと。
戦闘システムはタイムライン型だった前作からターン制へと完全に一新。ターン経過などで補充できる「カートリッジポイント」を消費して使用し、即座に効果を発揮してから続けて別の行動を選択できる「カートリッジアクション」が戦闘の要となっている。カートリッジアクションはキャラクターごとに5つまでセット可能で、加えてキャラクターのバトルスタイルの変更といった要素もあり、前作とはまた違ったキャラクターカスタマイズを楽しめる。
そのほか攻撃スキルはスキルごとのさまざまな条件で追撃を発生させるものが多かったり、「ルーヴズ・テン」というアイテムによりターンごとに10種類のランダムな加護効果が味方全員に発生したりと、独自の調整やシステムにより戦闘が演出されている。
RPG『勇者最後の七戦』ダウンロード版公開
いしみず氏は12月9日、RPG『勇者最後の七戦』のダウンロード版を公開した。12月1日よりブラウザ版も公開中。
大災厄に見舞われた世界にて、女神の力により蘇るものの7回しか戦う力が残されていない勇者となって世界を救う作品。7回の戦闘を終えると「運命の分岐点」へと戻りリスタートとなる周回型のRPGとなっている。
周回の際にはプレイ内容に応じて得られるアイテムを使って「因果律の改変」ができ、これにより世界の状況を変化させて異なる展開を導けるのが特徴。
クロスリアリティ・サスペンスADV『ANGEL WHISPER』セール実施
Child-Dreamのクロスリアリティ・サスペンスADV『ANGEL WHISPER(エンジェルウィスパー)』のセールが開始された。Nintendo Switch向けに配信中の作品で、定価1,500円のところ34% OFFの990円で購入可能。
1999年にChild-Dreamがリリースした同名作品のリメイク。原作は「消失したゲーム作家の遺作をプレイする」という導入から進行するアドベンチャーゲームで、現実に存在するWebサイトからヒントを得るなど、今で言うARG(代替現実ゲーム)の先駆けとも言えるようなシステムが大きな特徴だ。
またシナリオ面では、原作リリース当時に話題となったオカルト系トピックである「ノストラダムスの大予言」を盛り込みつつ、ゲーム開発ものとしても楽しめる内容となっている。また結末へ向かうにつれてSF的な側面も増していき、24年前の作品でありながらAIの流行など現代に通じるトピックが描かれているのも見どころだ。
リメイク版ではグラフィックが一新されているほか、新たなエピローグも追加されている。
サバイバル系TPS『Xmas Apocalypse』大型アップデート
サバイバル系TPS『Xmas Apocalypse』の大型アップデートとなるバージョン1.1が12月15日に配信開始された。
『Xmas Apocalypse』は、サンタクロースを操作しゾンビをはじめとする敵を倒しながら、一定時間の生き残りを目指していくシューター作品。「クリスマススキルツリー」による成長要素も特徴となっている(紹介記事)。
バージョン1.1では、新たに日本語を含む10言語に対応。また新たな武器やスキル、敵が追加され、新プレイヤーキャラクターとしてサンタクロースの姪が追加されるなど、ゲーム内容が拡充されている。Steamの実績も追加されたほか、クラウドセーブにも対応した。なお、クラウドセーブ対応に伴いセーブデータは一旦リセットされる。
「七三ゆきのアトリエ」サイト削除を告知
イラスト素材を配布しているサイト「七三ゆきのアトリエ」にて、2023年末をもってサイトの更新が終了すること、および2024年4月~5月頃に同サイトの全テータを削除することが告知された。サイト削除後もこれまで配布されてきた素材は利用規約の範囲内で使用可能とのこと。
BOOTHにて販売中の素材も一部を除き販売終了する。販売終了までに購入した素材は販売終了後も引き続き使用可能。またBOOTHでは2024年以降、新たな有償素材を販売する可能性があるとのこと。