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Channel: フリーゲーム –もぐらゲームス
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今後のアップデートと完成が期待される、注目の制作途中フリーゲーム3選(2021年7月号)

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日々、個性豊かな新作が誕生し続けているフリーゲーム。その中には完成品に限らず、現在制作途上のものもあり、公開後も都度実施されるアップデートで完成に向け、着々と進歩し続けている。

本記事では、そんな制作途上のフリーゲームより注目の3本を紹介。

今回はパズルアクションゲームから2本、シミュレーションRPG(SRPG)から1本をピックアップした。いずれも今後のアップデート、完成版の登場が期待されるタイトルだ。機会があればぜひ、実際にプレイしてその魅力を確かめてみて欲しい。

目次

  1. プレイボーン・イン・ザ・デバッガーランド
  2. 宇宙超人セル・タイガー
  3. Flame Espadia

プレイボーン・イン・ザ・デバッガーランド

ゲームを作るホネなヤツ「プレイボーン」になり、完成させたゲーム『パズルランド』内部で発生しているエラーの修正作業に挑む、パズルアクションゲーム。複数エリアで構成されたステージを順番に攻略していくという流れで進行する。

特色は文字通りの頭を使ったアクション。主人公のプレイボーンは頭部を自在に脱着できる特技を持っていて、これを地面に置いて害を及ぼす弾を防ぐ盾にしたり、滑る床の流れを変える支えにするといったことができる。また、ステージが進むと別の頭部が手に入る。これを着けることによって穴にハシゴを架けて通行可能にしたり、周囲の時間を遅くするなどの特殊な技が使用可能に。この一連のテクニックを使いこなしながら、出口に当たる階段への到達を目指すのが各エリアのクリア条件にして、本作の醍醐味だ。なお、ステージは全部で11のエリアで構成。最後はボス戦となっている。ただ、直接戦うのではなく、フィールド内の「エラーバグ」を回収していくというもの。パズル重視の構成で、アクションゲームが苦手な人にも優しい設計だ。

体験版で遊べるのは2つのステージ(22エリア)まで。ただ、この時点でも頭を着脱しながら難関を突破する根幹部分は十分に味わえ、そのアイディアの広がりにワクワクさせられる作りになっている。特にエリアごとにパズルあり、アクションありと丁寧に個性付けされているのが秀逸。グラフィック、演出周りも独特なセンスが炸裂したものになっているのが印象的だ。完成版はどれほどのステージが収録されるのかは不明だが、本当に言葉通りの頭を使う楽しいパズルアクションゲームになる可能性を感じさせられる1作。見た目やシステム周りに興味を持った人はぜひ、プレイいただきたい。なお、公開は2021年8月を予定しているとのことだ。

[基本情報]
タイトル:『プレイボーン・イン・ザ・デバッガーランド』
作者:アレジゴクゲームス
クリア時間:20~30分
対応プラットフォーム:ブラウザ
価格:無料

※プレイはこちら
https://game.nicovideo.jp/atsumaru/games/gm18928

宇宙超人セル・タイガー

西暦20XX年Y月Z日、A県BC市某地区に怪獣が出現!
この超絶緊急事態に科学特捜隊付属基地、通称「科特捜属(かとくそうぞく)」は迎撃用戦闘機を出動させようとするも、政府からの許可が降りず、地団太を踏んでいた。
これに痺れを切らした隊員Dは宇宙超人「セル・タイガー」にHENSHIN!
怪獣撃退のため、単身突撃するのだが!

進路上の民家を壊してしまい、住民から大目玉を喰らってしまうのだった!

そんな訳で、民家を壊さず怪獣撃退に挑むという、設定からして魅力爆発気味のパズルアクションゲーム。ルールは簡単。セル・タイガーを操作し、民家などを踏みつけないよう怪獣の元まで辿り着くだけ。無事、辿り着ければセル・タイガーが一撃必殺技で怪獣を討伐!もし、1軒でも民家を踏みつければ、住民からの損害賠償請求発生からの有罪確定でゲームオーバーである(※誇張しています)。

いわゆる迷路型のアクションゲームだが、ステージによっては進路上に回避不能な民家が建てられているパターンも。この場合は科特捜属の基地に近づき、隊員に出動してもらって該当民家の住民に避難命令を出し、更地にしてもらう必要がある。

だが、避難命令を出せるのは1軒だけ。また、ステージによっては自動車が通行していたり、岩が邪魔していたりするため、自動車の動き、岩を転がせる方向を考え、慎重に判断する必要がある。そんな具合に結構考えさせられる要素も多く、パズルアクションらしさは申し分なく押さえた作りになっている。

現在公開中の体験版はステージ5までプレイ可能。分かりやすくもシュールなゲームルール、愉快なストーリーなど、現段階でも強烈な魅力を感じさせられる出来だ。欲を言えば、ステージによっては怪獣との対決が本当の戦闘になるなど、変化球があるとより面白くなりそうに思うのだが、それは完成版での仕上がりに期待しよう。

そんなこんなで、パズルアクションゲームと特撮好きは要チェック!

[基本情報]
タイトル:『宇宙超人セル・タイガー』
作者:らすてぃー
クリア時間:10~20分
対応プラットフォーム:ブラウザ
価格:無料

※プレイはこちら
https://game.nicovideo.jp/atsumaru/games/gm20359

Flame Espadia

「イルシオン大陸」の西に位置する「ヴァンドール帝国」の侵攻により、秩序を失い始めた「パトリア王国」。そんな国の秩序を取り戻すために立ち上がった自警団が、やがて戦争の渦中へと巻き込まれていくストーリーを描いたSRPG。

伝統的な交互ターン制で展開されるSRPGで、システム周りも武器の相性によって命中率などが上下する「三すくみ」、特定のユニット同士が隣接すると補助効果が得られる「支援」といった定番のものを網羅している。
特色は「スキル選択」。本作ではユニットが一定レベルに達すると「スキル」を習得するのだが、この時に2種類の内のどれにするかを選ぶ形になる。当然、選ばなかった片方のスキルは再習得不可。このため、判断次第でユニットの強みが著しく変わるため、プレイヤーそれぞれの個性が色濃く現れる作りになっている。

それらのスキルを駆使して挑むマップにも3種類のクリアボーナスを用意。達成すればユニットのレベルを1段階上げるアイテムを沢山獲得できるメリットがあるため、積極的に狙いに行きたくなる面白さがある。また、マップが進むと出撃できるユニットにも制限がかかるが、この時に非出撃ユニットにもクリア後、150の経験値が入る救済措置を完備。二軍落ちの心配がないため、自由に自分なりのメンバーを編成できる。

難易度もユニットの永久ロストがないのもあって易しめ。さらにストーリーだけを見たいプレイヤーを対象とした「ムソウモード」も用意されている。細かい所でも戦闘時の豊富な台詞パターンにオープニングムービーの収録といった、演出面へのこだわりも光る。そこを重視した影響か、処理周りが若干重いのだが、気軽に楽しめるSRPGを欲している人には強くおすすめできる1本。ストーリーも王道かつ、熱い展開目白押しなので、そちらを求めている人もぜひ。

[基本情報]
タイトル:『Flame Espadia』
作者:くらいまん
クリア時間:7~8時間(※11章までプレイ可能)
対応プラットフォーム:Windows
価格:無料

※ダウンロードはこちら
https://www.freem.ne.jp/win/game/24164


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