本コーナーでは筆者や編集部がピックアップした、ここ1週間のフリーゲームやインディーゲームの話題を毎週土曜日にお届けします。今週の話題は5件です。
ゲーム制作ソフト「RPG Maker Unite」発表
「RPGツクール」シリーズ等を展開している株式会社Gotcha Gotcha Gamesは2月15日、ゲーム制作ソフト「RPG Maker Unite」を開発中であることを発表。Steamにて商品ページを公開した。
「RPG Maker Unite」は、Unity上で動作するゲーム制作ツール。これまでのRPGツクールと同様にノンコーディングでRPGを制作でき、マップエディタも搭載。タイルの組み合わせによるマップ制作のほかに、1枚の背景上にオブジェクトを配置する形式にも対応する。Unity Asset Storeでの販売も予定されている。
なお、RPGツクール公式ブログには「当作品はRPGツクールとは別計画になります。今後とも『RPGツクールMZ』へ変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます」とあり、「RPG Maker Unite」はRPGツクール現行最新作である「RPGツクールMZ」の後継ではなく、別ラインの製品として並行で展開される模様。
また今回、世界規模での展開を視野に入れ、「ツクール」シリーズは海外名称である「Maker」シリーズへと呼称を統一していく予定であることが発表された。
ゲーム投稿イベント「ウディフェス2022」開幕
ゲーム制作ツール「WOLF RPGエディター」製ゲームの投稿イベント「ウディフェス2022」の投稿受付が2月14日に開始された。受付期間は3月6日12時くらいまでで、投稿された作品は順次公開される。執筆時現在、すでに4作品が公開されている。
「ウディフェス」は有志による企画で、公式イベントである「WOLF RPGエディターコンテスト(ウディコン)」と異なり順位を競うコンテスト形式を取っていないことが特徴。投稿されたゲームに対する応援イラストも受け付けられている。
『ジラフとアンニカ』アートブックおよびコミックブック発売
PLAYISMは2月18日、ハートフルアドベンチャー+リズムゲーム『ジラフとアンニカ』のSteam版リリース2周年を記念して、同作のアートブックおよびコミックブックをSteam版のDLCとして発売した。
『ジラフとアンニカ』は、少年「ジラフ」に星のかけら探しの依頼を受けた猫耳少女の「アンニカ」が、ふしぎな島「スピカ島」を冒険する作品。さまざまな仕掛けのあるダンジョンや、リズムパートによるボス戦、コミック風のストーリー演出などが特徴となっている。
アートブックはフルカラー92ページで、キャラクター設定、背景設定、デザイン素材、ボーナスイラスト、未使用設定などを収録。コミックブックはフルカラー164ページで、エンディングまでの全コミックシーンと差分シーン、ボツシーン、メイキングを収録している。。
アートブック、コミックブックいずれも発売記念セールで1週間10% OFF。また『ジラフとアンニカ』Steam版ゲーム本編も、リリース2周年とアートブック&コミックブック発売を記念し1週間60% OFFのセールが実施されている。
『Cuphead』原作アニメ「ザ・カップヘッド・ショウ!」配信開始
インディーアクションゲーム『Cuphead』を原作とするアニメ「ザ・カップヘッド・ショウ!」の配信がNetflixにて開始された。
『Cuphead』はカートゥーンアニメ調のグラフィックが特徴の横スクロールアクションゲーム(紹介記事)。手描きで表現され「動かせるアニメ」とも言えるゲームが実際にアニメとなり、主人公カップヘッド、マグマンの冒険が描かれる。
世界中で人気のアクションゲーム
「#Cuphead」題材
『ザ・カップヘッド・ショウ!』
全世界独占配信スタート!ゲームでもお馴染みの主人公カップヘッド(CV #花江夏樹 さん)とマグマン(CV #小野賢章 さん)の兄弟の大冒険が始まる——!
豪華声優情報はリプライにて☟#ネトフリアニメ pic.twitter.com/A2knYWv0e1
— Netflix Japan Anime (@NetflixJP_Anime) February 18, 2022
ノベルゲームエンジン「Light.vn」サンプルゲームiOSアプリ版公開
ノベルゲームエンジン「Light.vn」のサンプルゲームのiOSアプリ版『Light.vn Story』が公開された。
「Light.vn」は、ビジュアルノベル系作品の制作に適したスクリプト型のゲームエンジン。専用エディターが用意されており、エディター上でのリアルタイムプレビュー機能が大きな特徴となっている(紹介記事)。
制作したゲームはWindows向け、およびブラウザー向けに出力できるほか、アルファ版機能としてAndroid/iOS向け出力もテスト中。開発元は「今年のLightvn、マルチプラットフォーム対応に更に力を入れていきたいと思っております」とコメントしている。
なおiOS版について、現状では小型端末の場合、ボタンタッチを少し長めにする必要があるとのこと。